妊活中、何をやっても変わらなかった生理不順と生理痛。でも「冷えを取るといい」と聞いて、半信半疑で始めた冷えとり健康法で、私の体に小さな変化が起き始めました。
今回は、3年間だけ徹底的に実践して効果を感じた冷えとり体験と、妊娠・出産後も私がずっと続けている“冷え対策の習慣”についてお話します。「冷えが原因かも?」「何から始めたらいいの?」と悩んでいる方に、少しでもヒントになりますように。
生理不順と生理痛に悩んだ私の体

私は10代の頃から生理痛がひどく、突然生理になるので常に生理用品を準備していたほど生理周期もバラバラでした。
毎月倒れるほどの痛みと不順
鎮痛剤を飲んでいたにもかかわらず、通勤中も痛みで気を失ったり、仕事にもならず早退したり……。これはおかしいと婦人科で検査を受けたのですが、腫瘍もなく痛みの原因は不明。加えて、ストレスで生理が止まったこともあり、自分自身の体のことも信用することができなくなってしまいました。
冷えとり健康法との出会い
私は1児の母である同僚にいつも話を聞いてもらっていました。「妊活以前に生理に問題がありすぎて、スタートにも立てない…」と。話をしていると、仕事で不摂生な生活をしていた悔やまれる過去も思い出して自己嫌悪になりネガティブなことばかりになってしまっていました。
その後、彼女から届いたのが『あたらしい自分になる本』という本でした。本の中には自分自身の心身を生まれ変わらせる方法がいくつも書いてあり、まさに当時の私にぴったりな内容だったのです。その中にあったのが冷えとり健康法でした。

[改訂版]これが本当の「冷えとり」の手引書[I:9/20]
私が実践した冷えとり

私が冷えとりを生活に取り入れていたのは10年以上前のこと。ここでは私が実践していた冷えとり、靴下の重ね履き、半身浴、腹まき、湯たんぽについてお話します。
靴下の重ね履き
冷えとりの基本ともいえる靴下の重ね履き。私も当時、冷えとり専門店の初心者セットを購入し、毎日実践していました。
最初は「蒸れるかも…」「履き心地が気になるかも」と思っていましたが、最初に履いた5本指のシルクソックスの気持ちよさに感動! これなら続けられそうと思いました。職場でも、私の影響で何人もが重ね履きを始め、靴のサイズが大きくなったことを笑い合ったのを覚えています。
靴下を何枚も重ねるためにワンサイズ大きめの靴を選んでいたことや、「今日はどれを重ねよう?」と楽しく悩んでいた日々。今でも懐かしい思い出です。
冷えとりや冷え取りの方法について詳しく知りたい方は、下記のリンク先をご覧ください。
冷えとりとは、靴下を重ね履きすることを指すのではなく、健康法のひとつとされています。足元を温めるだけのように認識されている方も多いかもしれませんが、靴下の重ね履きや半身浴を行って、上半身と下半身にある温度差(冷え)を取ることを指します。
臓器がある上半身は熱を持ちやすいですが、下半身は冷えやすく、普通に生活をしているだけで上半身と下半身の温度に5度ほどの差があるといわれています。
これだけの温度差があるにも関わらず、ひとつの体の中を同じ血液が循環しています。そのため、上半身ではスムーズに血液が循環し、酸素や老廃物を運ぶのが円滑でも、体温の低い下半身になると滞ってしまいがちなのです。めぐりの滞りによって更に冷えが起こり、不調につながると考えられます。
体の中のめぐりを整える(=円滑に血液がめぐる)ためには上半身と下半身の温度差をなくさないといけないのですね。
冷えとり靴下の専門店の841(ヤヨイ)さんで、冷えとりや靴下の重ね履きが初めての人のための初心者セットが購入できます。

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半身浴
半身浴は、みぞおちあたりまでぬるめのお湯につかることで、冷えをじんわりと追い出す方法。私は毎日30分〜長いときには2時間ほど、映画を見たりしながら楽しんでいました。
※詳しい半身浴の方法については、別の記事でご紹介しますね。
腹巻き、湯たんぽ
腹巻き、湯たんぽも、オールシーズン使用していました。夏にエアコンをつけて眠ってもお腹だけは冷えないように湯たんぽでお腹を温めて、足は靴下の重ね履き。とにかくお腹と下半身を冷えないように徹底していました。
冷えとりを試した結果

冷えとりを試した結果、3か月頃から生理痛やPMSが少しずつ軽減されていきました。半年後には生理周期が整ってきて効果を実感したことを覚えています。そして次に実感した効果が、基礎体温が上がったことです。私は子どもの頃から低体温だったのですが、気が付くと36.6度が基礎体温になりました。体温は1度上がるだけで、免疫力が最大で5~6倍にもアップするらしいので、とても嬉しい変化でした。
冷えとりを始めると、「これも良さそう」「あれも良さそう」と、どんどんいろんなことを取り入れていったり、冷えとりの口コミを読んでモチベーションを高めているうちに、自分の身体も整ってきたように思います。
結局、不妊の原因が男性不妊だったため、タイミング法では授からなかったのですが、冷えとりを徹底的に行ってからの体外受精に進めたことは、自分自身の心の安定も含めて良い結果につながったのではないかな?と思います。
冷えとりをやめた後の変化
実は、こんなにも効果を実感していた冷えとりを3年で止めてしまったのは、妊娠してつわりが酷くなったからなのです。私はつわりが酷くて、毎日目が覚めると船酔いの状態。靴下を履くという作業も辛かったんですよね。それで妊娠したから「まあいいか!」と靴下の重ね履きなどの、徹底的な冷えとりは止めてしまったんです。それでも、お腹には赤ちゃんがいるのでお腹や足を冷やさないようには気を付けていました。
本格的な冷えとりをしてはいませんが、高齢出産ママなので元気で長生きを目標に、食事に気をつけたり運動を取り入れたりしています。その結果、今でも基礎体温は高いまま。生理については更年期もあるので周期は乱れていますが、PMSや腹痛など生理トラブルもありません。
まとめ

冷えとりは、一度やめたらすぐに元通りになるものではなく、体を冷やさない生活が少しずつ、でも確実に体質を整えてくれることを、私は身をもって感じました。徹底的な冷えとりができなくても、「足元の冷やさないようにする」「腹巻きを使ってみる」そんな小さなことからで大丈夫。体を温めることは、妊活だけでなく、これからの人生を元気に生きるための土台づくり。あなたも、今日から冷えとりを始めてみませんか?