「子どもが欲しい」とずっと願っていた私。
だけど心の奥には「母になるのが怖い」という気持ちがあったんです。
それは、昔の私が感じた“親とのこと”が関係していました。
今日は、妊活の最中に向き合うことになった私のインナーチャイルドについてお話ししますね。
子どもを持つことにブレーキをかけた「幼い頃の記憶」

私は、子どもがずっと欲しかった。
でも本音を掘っていくと、なぜか“お母さんになるのが怖い”という気持ちがあったんです。
理由ははっきりしていました。
それは、私の母との関係にありました。
私の母は若くして私を産んだ人。
まだ“女性”として生きたい気持ちが強く、母というより「か弱い恋する女性」だった印象があります。
父への執着や嫉妬で情緒が不安定だった母。
私はいつも、父の言動ひとつで機嫌が変わる母の顔色をうかがっていました。
表面上はきちんと育てられていたけれど、
心のどこかに「私は母に愛されていないのかも」と感じていたのかもしれません。
そんな経験が、“私が母になったら同じようになってしまうかもしれない”という不安を心に残していたのだと思います。
表面上は仲の良い親子。だけど消えなかった感情

大人になると、私は母に対して“理解しよう”という気持ちになっていきました。
「あの頃の母には余裕がなかったんだよね」「まだ若かったんだよね」って。
実際、表面上は穏やかな関係になりました。
でも、妊活をしているある日、ふと湧き上がったんです。
「あんたになんかに、孫は抱かせてあげない」
そんな、自分でも驚くような心の声が聞こえました。
私は母のことを許したと思っていたけれど、
本当はまだ“悲しい私”が心の奥にいたのです。
インナーチャイルドに気づいて、ようやく前に進めた

私がなかなか妊娠できなかったのは、
そんな“インナーチャイルド”の声が、知らず知らずブレーキをかけていたのかもしれません。
もしあなたも、なぜか“妊娠や出産”に不安を感じるときは、
子どもの頃の自分が伝えたいことがあるのかもしれません。
私は、自分の心の声に気づいたことで、少しずつ前を向けるようになりました。
まとめ

妊活中、自分でも気づかないうちに心にブレーキをかけていることがあります。
その正体が「過去の記憶」や「傷ついた自分」だったとしたら、
どうかその声を優しく聞いてあげてくださいね。
「もう大丈夫だよ」
そう自分に伝えられたとき、きっと心も体も変わっていくから。