堀越神社——「唯一願いが叶う神社」で感じた、いのちと祈りの記憶

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堀越神社 母として、私として

大阪・天王寺にある堀越神社。「一生に一度の願いが叶う神社」とも呼ばれ、古くから人々の祈りが息づいてきました。天王寺駅から徒歩5分ほど。都会の雑踏を抜けて、細い道を一歩踏み入れるだけで、まるで別世界のような静けさに包まれます。

今回は、私が訪れた堀越神社について語ります。

一生に一度の願い事を叶える神社

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堀越神社は、大阪では「一生に一度の願いを聞いてくださる神さん」として知られています。この言い伝えを聞くと、つい“何をお願いしようか”と考えてしまいますが、実際に訪れてみると、
願い事そのものよりも、自分の心と向き合う時間を与えてくれる神社だと感じました。

堀越神社の由来

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堀越神社は、推古天皇の御代、聖徳太子によって創建された四天王寺七宮のひとつです。御祭神は、第32代・崇峻天皇。聖徳太子が、その徳を偲び、風光明媚だった茶臼山の地を選び、四天王寺建立と同時に創建されたと伝えられています。

かつて境内の南側には美しい堀があり、その堀を越えて参拝したことから「堀越」という名がついたとも言われています。この一帯は、大阪冬の陣・夏の陣の古戦場でもあり、長い時間の中で、さまざまな想いが重なってきた場所です。

ご神木—550年のいのちを抱く木

境内にそびえる、樹齢550年を超える御神木。この木は、多くの落雷や火災を乗り越えてきた生命力にあふれる楠木です。幹に触れると、まるで大地の鼓動が伝わってくるような感覚を覚えました。

気力が落ちた時、ここに立ち寄ると不思議と力が戻ってくる——。風が葉を揺らす音、差し込む光の粒ひとつひとつが、「大丈夫」と語りかけてくれているようでした。

境内で感じたこと

本殿の前に立つと、背筋が自然と伸びるような感覚がありました。末社や御神木を巡りながら、
ここに流れてきた時間の長さを思います。

境内には「かえる石」もあり、“無事に帰る”“元の場所へ戻る”そんな意味が込められているそうです。

何かを強く求めるというより、本来の自分に立ち返る。そんな象徴のように感じられました。

願い事というより、心の確認

堀越神社は、「こうなりますように」と強く願う場所というよりも、「私は本当は、何を大切にしたいのか」「何を願おうとしているのか」それを、静かに確認する場所のように思えました。

街の中にありながら、ここだけ時間の流れが違うような、とても不思議で、やさしい空間。また心が揺れたとき、ふと立ち寄りたくなる神社です。

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