今でこそHSP(Highly Sensitive Person・高感受性を持つ人々)や、HSC(Highly Sensitive Children・非常にが敏感な子どもたち)という概念が世間に浸透していますが、今まで2024年現在、実際に私自身がHSPであり、HSCの子どもを持つ私が感じる世間の反応は様々でした。
感覚にとにかく敏感、不快に敏感すぎる子ども
下に置くとすぐに泣いて抱っこじゃないと眠らない、哺乳瓶やを断固拒否!!洋服の肌触りが気に入らないと何度も着替える…。私の子どもはとにかく敏感だったのですが、始めての子どもだったために人と比べることができませんでした。場所見知りも激しく他のお子さんが遊んでいたり眠っているのに、わが子が泣き叫んでいるのを見て私自身は何度も泣きました。「なんでうちの子はすぐに泣くの?怒るの?」と思いました。

しかし、定期的な検診では何の指摘もされないし、考えられる場所にも相談をしましたが「こんな子もいる」との回答だけで対応策もわからず、とにかく不快を取り除くことばかり考えて生活していました。
HSCだと知ってとても救われた気分になった
もちろん公的機関など頼れるところは全部頼りました。でも「こんな子って多いからね…」といった返答ばかり。身内からは「神経質すぎじゃない?」「もっとおおらかに子育てしたら?」と言われて余計に泣けてきました。
そんな時に見つけたのが明橋大二先生の著書、『何かほかの子と違う?HSCの育て方』でした。私はこの本を読んで「私は考え過ぎでもないし、しつけができない親でもないんだ」と肩の荷が一気に下りて楽になりました。当時子どもは2歳でしたが、HSCのチェックリストはほぼ当てはまっていました。こちらの本では具体的な声がけや対応の仕方が書いてあり非常に参考になりました。
『繊細さんだから』ってドヤってはないよ…
子育てに関するサポートや知識は地域によって全然違います。数年前に「HSC何それ?」と言われていたHSCやHSPについても首都圏の子どもに関する機関の方はみなさんご存じのようでした。HSCというのは障害ではなく性格の種類です。首都圏の発達の機関の中には「HSCで…」というと「またか…」と思われる方もいるようです。
以前Twitterで「HSCってドヤってる人たくさんいる…」みたいなことを発言されている方がいらっしゃいました。ドヤってはいないと思うんですが、「自分は繊細さんだったからか!ああ、この反応しすぎる体、心の正体は繊細さんだからなのか!」とわかったことで少し楽になりました。
また、子育てにおいて自己肯定感を育むことは重要だと思うのですが、敏感な子どもは傷つきやすいやめに自己否定しやすいです。『HSC』という特徴を話すことでその子どもの扱いがわかる。『HSC』という言葉が浸透していくとはどんな子どもものびのび過ごせる世界になる近道になるのではないかな?と思っています。
同じ状況でも受け取り方が違う繊細な人たち
子どもの反応を「大げさ」だと言った人がいました。私も「こんなことぐらいで」と確かに思いましたが、それをそのまま伝えるとさらに泣き叫んで大変なことになります。「甘やかしているからだ!」と鍛えることを目的に冷たくしても一向に状況はよくなりません。
繊細な子どもの感覚と他の人では違うんです。「痛い」「冷たい」「熱い」「気持ちわるい」と本人は感じているから伝えているので、まずは受け入れてあげて、子どもの不安が楽になるようにしてあげるといいですね。
HSCじゃなくても怒鳴られるのは嫌だよね…
HSCやHSPといった繊細な人じゃなくても怒鳴られたり、脅されたりといった力で強要されるのって嫌ですよね。脳科学の研究でも褒めるVS叱るの研究結果で成績が良くなるのは圧倒的に『褒める』こと。恐怖政治で一時的に言うことを聞かせても子どもの成績はよくならないのです。

実は私自身は叱られて育ってそれが辛かったため、「褒める教育をしたい」と思ってはいたものの褒め方がわからなくなることもありました。あまりにも手を焼いて、手っ取り早い『叱る教育』をしてしまいそうだったのですが、我が子の「叱ったって絶対言うこと聞きません!!」と言った頑なな決意のこもった態度、さらに悪くなる状況を見て気づかされたのかもしれません。