地球の人生にあまり慣れていないスターシードは、幼少期の頃から『ズレてる』ことが多いそうです。例えば本人は至って普通の振る舞いをしているつもりなのに怒られたり、笑われたり……。
馬鹿にされているのにうまく怒れなくて「なんでもっと怒れないんだろ…」と落ち込んだことはありませんか?実はそれが正解なのです。うまく怒れないことは、新たなカルマを生まないため未来の幸せ(この体がなくなっても)のためでもあったのです。
今日は怒りの感情にスポットを当てて怒りとカルマとの関係について書きますね。
怒り方がわからなかった子ども時代
子どもの頃から『天然』だとか『宇宙人』と言われて嫌で仕方がなかった私。実母からは「あなたは変なことしか考えない」「あなたはロクなことをしない」と言われて育ったので、「私は変なんだ」とその言葉を信じて生きていました。
理不尽な態度を取られても怒り方がわからなかったんです。小学校低学年の頃、放課後に男の子たちに水をかけられ服もランドセルもビショビショ、ドロドロになったのですが、うまく怒れずに周りの女の子たちが変わりに怒ってくれた程です。母には怒れないことで怒られたり、不憫がられたりしていました。

当時、私の周りにはすぐにキレる大人が多くて、レストランで「料理が来るのが遅い!」と店員を叱り、暴言を吐いていた親戚や、これまたレストランで自分の妻にいきなりキレていた親戚を見ていました。その怒りを目の前にしてショックで固まってしまったことを40年以上経った今でも鮮明に覚えています。
怒れない=損だから怒れる自分になりたかった
大人になってもなかなかうまく怒ることができなかった私なのですが、幼少期の頃と違ったのは「もっと怒ってやればよかった」という後悔をするようになったこと。終わってしまったことを後から思い返して「舐められているのに、馬鹿にされてるのに、どうしてもっとちゃんと怒ることができなかったんだろ?」と私も怒りたい!という気持ちが出てきてしまったのです。

どんな願望よ!
なぜなら怒る人が得をしていると思うようになったからです。怒ることで人は言うことを聞くという場面を何度も見せられて、怒ることができないとは損という認識になってしまったのです。
怒りをぶちまけて相手が言うことを聞いていると得をしているように思っていたんですが、そうではなかったんです。誰かに怒りをぶつけることは新たなカルマを生み、またどこかで自分に返ってきてしまうのでめちゃくちゃ大きな損害なのです。そして罪悪感。罪悪感は非常に厄介です。罪悪感で心が巣食うとそこに闇が入り込みます。
執着とカルマを積まないこと
スターシードがこの現世に執着を残せば宇宙に帰れないと書きましたがカルマも同じです。食や性、お金などへの欲は執着となり、嫉妬や怒り、妬みなどの感情はカルマとなります。地球以外の星というのは地球よりも波動が高く進んだ文明です。そのため、スターシードは何が執着やカルマとなるのかよくわかっていると言われています。欲やとらわれた感情は苦しみでしかないことを潜在意識でよくわかっているのです。ですから元々は食や恋愛に興味がなかったりお金に興味がなかったりする人が多いのです。怒り方もわからなくて当然なのです。
とはいえ、地球での転生はあるので現世では地球での前世でのカルマが現れます。また自分だけでなく家族のカルマを解消するお役目もあるので、「何で私ばっかり…」という理不尽な出来事もあります。

ええっと、理不尽なできごと=カルマと考えたらいいの?

身に覚えがないのにっていう理不尽な出来事が過去世で起こしたカルマみたいですね。
普通は怒りで反応するようなところを怒りで反応しないことでカルマが解消されます。それは自分のカルマだけでなく、相手のカルマを解消することにもなります。過去世や家族のカルマを解消しながら新たなカルマを生まない。スターシードの話にしていますが、カルマについては仏教やヒンドゥー教、チベット密教などの経典にも書かれています。怒り方がよくわからない状態で地球に生まれたことは歓迎すべきことだったのです。

まとめ
もともとの性格は違ったのに、周りに合わせて生きやすくなるために普通の人になろうと頑張ってカルマを積んでしまった人も多くいるかもしれません。現代のスタンダードが新たなカルマを積んでいる可能性もあります。ここからは少しずつカルマを解消していきましょう。