【妊活体験記】「妊娠できないかも」と思い続けた私が、43歳で第一子を出産するまで

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海を見つめる悩みのある女性 母として、私として

長い妊活期間の中で、何度も心が折れそうになりながら、それでもあきらめずに歩んできた道。
私は43歳で第一子を授かりました。

今回の記事では、「自分は妊娠できるのだろうか?」と信じられなくなっていた私の体験を振り返ります。
同じように悩んでいる方が、少しでも前を向けるきっかけになればうれしいです。

妊活が長引くと、自分を信じるのが難しくなる

頭をかかえる女性

毎月、期待しては落ち込み、トイレでしゃがみ込む…。
そんな時間を何度も繰り返しました。

「やっぱりダメだった」
「今月もリセットされた」
「もしかして、私は妊娠できないのかも」

妊活の初期ステップであるタイミング法の時点で、すでに私は自信をなくしていました。
次の段階に進むことも怖くて、「あとがない」と焦る気持ちばかりが募っていきました。

妊活以前からあった「妊娠できないかも」という気持ち

振り返れば、妊活を始める前から「私は妊娠できないかもしれない」と思っていた節があります。

結婚報告をした時、まわりから「赤ちゃん楽しみだね」と言われるたびに、
「いやいや、私には無理ですよ」と心の中で本気で思っていたんです。

その背景には、若い頃の不摂生な生活や、強いストレスで生理が止まってしまった経験がありました。
その時のことが心の奥に残っていて、
「私の体はちゃんと働いていないんじゃないか」
という不安につながっていたのかもしれません。

知識を入れすぎると不安が増えるタイプだった

スマホを触る手

妊活の情報収集はとても大切なこと。
でも私の場合、それが逆効果になっていました。

検索すればするほど、「高齢」「排卵障害」「卵子の質」などの情報があふれていて、
どんどん不安が膨らんでいったんです。

私のように、もともと自分を責めがちなタイプは、
情報を集めすぎると、気持ちが追いつかなくなってしまうことがあります。
知ることも大事だけど、心を守ることも同じくらい大事だと今では思います。

ネガティブな自分とポジティブな人の違いに戸惑ったことも

不安そうな表情の女性

私の知人に、結婚してすぐ「女の子が欲しいな、2人くらいかな!」と笑顔で話していた人がいました。
私はその時、「そんなにうまくいくわけないよ」と内心思っていたのですが…

彼女はすぐに妊娠し、望んだ通りに2人の女の子を授かりました。

私との違いはなんだろう。
あの時の自分は、羨ましさと自己否定でいっぱいになっていたと思います。

でも今なら、「信じる力」や「言葉に出す力」も少なからず影響していたのかも、と思えるようになりました。

妊活中だからこそ「今」を楽しんでほしい

両手を広げる女性

妊活中は、楽しいはずの旅行も食事も、心から楽しめない日が多かったです。
「この時間にも妊娠できない私は…」と考えてしまい、
心ここにあらず、ということも少なくありませんでした。

けれど、子どもが生まれてから思ったんです。

「あの時しかできないこと、もっと楽しんでおけばよかった」 と。

美術館も、カフェも、夜のドライブも、友人とのおしゃべりも。
どれも貴重な「大人だけの時間」だったのに、
私はそれを妊活への不安で塗りつぶしてしまっていた。

最後に|妊活中のあなたへ

妊活には正解がないし、ゴールも人それぞれ。
うまくいかないと、どんどん自信がなくなってしまうこともあると思います。

でも、あなたの体はがんばっています。
あなたの心もがんばっています。

願いがかなう未来が来ると信じて、
どうか「今できる幸せ」も、大切にしてあげてくださいね。

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