「なんでこの人と結婚しちゃったんだろう…」一緒にいるのがつらくなって、そんなふうに感じたことはありませんか?
最初は「運命の人!」と思って結婚したのに、気がつけば毎日ケンカばかり。でも実はそれ、あなたの魂がカルマを解消するために選んだご縁かもしれません。結婚って、幸せになるためのものだけじゃなく、魂の成長のステージでもあるんです。この記事では、「なぜこの人と出会ったのか」「この結婚に意味はあるのか」――そんな疑問に、スピリチュアルな視点からやさしくお答えしていきます。
どうしても好きになれない夫。でもその人こそ、魂の先生?

ご縁があって結婚した相手。でも「こんな人だなんて思わなかった…!」と感じたこと、ありませんか?家事も育児もまったく手伝ってくれない。むしろ酔っぱらって散らかしっぱなし。つわりでつらい時に「俺のご飯は?」と平気で言ってくる…。実家への帰省は「許可制」みたいな雰囲気。
「俺は働いてんだ!お前は妻としての役割を果たせ!」って…。――そんな姿に、「これってモラハラじゃない?」と感じた人もいるかもしれません。もちろん、相手にも怒りのスイッチ(トリガー)があることはあります。でも、どんなに腹が立っても、相手を傷つけたり恐怖で支配する行為は“モラハラ”です。それは間違いありません。この状況を「我慢するか、別れるか」の二択で捉えてしまうと、どちらも苦しい選択になりますよね。
しかし、スピリチュアルな視点――カルマの法則から見ると、また少し違った意味が見えてくることもあります。もしかしたらその相手は、過去世で自分がしてしまったことを、今世で“体験”として味わうために出会った存在かもしれません。

そんなの、結局我慢しろっていうこと?

確かにそう思うよね。でもここでのポイントは、“我慢”ではなく、“忍辱(にんにく)”なの。
我慢は感情を押し込めて耐えること。でも忍辱は、「これは自分の魂の学びかもしれない」と捉え、心を波立たせずに受け入れるという姿勢。不思議なことに、そうやって心の向きが変わると、状況も少しずつ変わっていきます。「なんで私ばっかり…!」という気持ちから、「…まあ、イヤなところもあるけど、この人にも一応いいところはある」そしてやがては、「この人は私の魂を成長させるために現れてくれた“先生”だったのかもしれない」そんなふうに、心の中の景色が変わってくることがあるのです。

それ本当なの……?

これが本当なの。ソースは私。ただし何年もかかりましたけど。
運命の出会いだと思ったのに…すれ違う日々

私の友達みんな、新婚のときはラブラブだったのに…
最初は幸せそうに見えてたカップルも、しばらくすると旦那さんの愚痴ばかり……。「結婚っていいな」って思っていたけれど、ふと周りを見ると、「あれ?幸せはどこに行った?」って思うこと、ありませんか?
もともと別の環境で育った他人同士が一緒に暮らす。すれ違いもあるし、思い通りにならないことも出てきます。交際期間が短くても、「この人しかいない!」ってビビッと来て、トントン拍子で結婚。でもいざ一緒に暮らし始めたら、「あれ?思ってたのと違う…」→ 「一緒にいるの、つらい…」→ 「同じ空気を吸うのもしんどい!」なんて思ってしまうことも。
もちろん、そこから本音で向き合って、ちゃんと歩み寄っていける夫婦もたくさんいます。でも、そうなれなかったとき、原因の多くは“すれ違い”にあります。
たとえば、
- お互いに素の自分を見せていなかった
- 相手を「こういう人」と思い込んでいた
- 小さな違和感に、ちゃんと向き合えなかった
そうやって、少しずつ“ズレ”が大きくなってしまうのです。

“結婚前は両目を開けて、結婚後は片目をつぶれ”って、聞いたことある?
これはイギリスの聖職者、トーマス・フラーの言葉。恋愛中は舞い上がりやすいけど、結婚後は“全部完璧”じゃなくても受け入れていく覚悟が必要っていう意味です。

やっぱり、結婚って世界共通で難しいんだね…!
ひとりで生きていくのも、もちろん山あり谷あり。でも、結婚すればふたり分の山と谷がやってきます。子どもができたら、家族全体の“波”にも付き合うことになります。価値観がぴったり合う夫婦は少ないけれど、違って当たり前。大事なのは、歩み寄れるかどうかなのです。

しっかり目を開けて選んだつもりでも、“こんなはずじゃ…”ってこともありますよね
その結婚でカルマが解消されないと同じことを繰り返す

「離婚=悪いこと」とは、私は思いません。子どもがいても、離婚によってお互いが自由になり、前向きな人生を歩めるなら、それはひとつの正しい選択です。実際、シングルマザーで明るく生きている方もたくさんいます。ただし、ひとつだけ心に留めておいてほしいのは、学び終わっていないカルマのテーマは、形を変えて何度でもやってくるということ。
私自身、一度目の結婚ではモラハラ・男尊女卑・同居ストレスなど、本当に辛い思いをしました。
恋人時代は優しくてスマートだった彼が、結婚後にまさかこんなふうに豹変するなんて……。周囲の友人から「もっといい人いるよ!」「あなたは被害者だよ」と言われ、当時の私は完全にかわいそうな自分モードでした。「私は運が悪かっただけ」そう思って離婚を決断しました。
でも、二度目の結婚でも、まさかのデジャヴ。優しそうで純朴だった彼が、まさかのモラハラ系夫に。「まただ!」と絶望しながら、私は怒りの矛先を次々に変えていきました。
相手に怒り、
相手の親を責め、
自分を責め、
自分の親を責める。

堂々巡りです(笑)
そんなときにふと「これは同じテーマが繰り返されているのでは?」と気づいたのです。カルマのサイクルとは、気づくまで続く心のレッスン。相手が違っても、状況が変わっても、自分の中にある未消化の感情や思い込みが引き寄せている限り、似たようなことが起こるんです。だから、まずは「なぜこの経験が自分に起きたのか?」と静かに内省してみる。被害者意識から一歩離れて「自分の中にあるカルマのテーマ」に目を向けてみる。それが、同じ繰り返しから抜け出す最初の一歩になります。
やられたらやり返すとカルマの輪から出られない

やられたらやり返す。私は当たり前だと思っていました。しかし、これではカルマの輪から出ることができないのです。
黒い感情を向けられた場合、こちらはそれにとらわれて同じように返すか、落ち込むかだと同じことを繰り返します。しかし、それを愛で返すことでカルマの輪から抜けることができます。嫌な相手に黒い感情を放った時、こちらは「きっとこうやって返してくるだろうな」と予想して身構えます。しかしそれが予想外の愛の方向から戻ってきた場合、愛で返さないといけなくなるからです。
ただ、愛で返したから相手からは愛が返ってくるはずと見返りを気にしない事です。すぐに愛が返ってくる場合もあるし、忘れた頃に気付いたらいい関係になっていたという場合もあります。執着しないことなのです。カッとする気持ちもわかります。哀しくなる気持ちもわかります。でも『それが愛ゆえの行動かどうか』確認してから行動をするようにすると必ず状況が変わります。
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