「ありがとう」を1万回唱えると、奇跡が起きる――。
そんな不思議な話を聞いたことはありますか?
感謝の言葉には高い波動が宿っていて、奇跡のような出来事を引き寄せるとも言われています。
実際、感情を込めなくても、ただ「ありがとう」と唱え続けるだけで効果があるという説も…。
私は大切な家族である愛犬が病気になったとき、この言葉にすがるような気持ちで「ありがとう」を1万回唱えてみました。
その結果、奇跡は起きたのか?そして、私の心にどんな変化があったのか…。
今回はその体験を、正直にお話ししますね。
ありがとう1万回を知ったきっかけ

この話を知ったのは、ある交流会に参加したときのことでした。
当時20代でセミリタイアし、海外で暮らしていた男性が「小林正観さんの本がすごいんだよ!」と話していたのです。
その彼の周りには、若くして成功した経営者がたくさんいて、みんなが口をそろえて言っていました。
「“ありがとう”を言っていると、不思議と流れが良くなるんだ」と。
正直そのときは、「ありがとうだけで?」と半信半疑。
でも、お金もかからないし、もし本当に何かが変わるなら…と思って、試してみたくなったのです。
愛犬のために始めた「ありがとう」チャレンジ

しばらくして、愛犬が突然立てなくなり、寝たきりに。
高齢で手術もできず、私たち家族は自宅で介護をすることになりました。
何もできない日々の中、ふと思い出したのが「ありがとう1万回」の話。
もう一度愛犬をお散歩に連れて行きたい。その一心で、私はカウンターを片手に「ありがとう」を唱え始めました。
声に出したり、心の中で唱えたり、とにかく気づけば「ありがとう」を繰り返していたのです。
唱え続けて見えてきた心の変化
「ありがとう」を唱えて2000回を超えたあたりで、突然涙があふれ出しました。
理由もなく、ただただ胸がいっぱいになり、心の奥から感謝が湧いてきたのです。
それまで「ありがとう」は言葉だけだったのかもしれません。
でも続けているうちに、その言葉が本当に心に染み込んで、感情が溶けていくような不思議な感覚に包まれました。
奇跡は起きたのか?私なりの答え
結果として、愛犬が再び歩くことはありませんでした。
宝くじが当たるわけでも、大きな臨時収入が入るわけでもなく、「わかりやすい奇跡」は起きなかったのです。
でも、毎日「ありがとう」を唱えていたあの時間は、今思えばとても尊い時間でした。
愛犬は、家の中でたくさんの愛に囲まれて過ごせました。
そして私は、「ありがとう」と言葉をかけながら、愛を与え、愛を受け取っていたのだと思います。
「ありがとう」の波動がもたらすこと

「ありがとう」という感謝の波動は人の感情の中で一番高い波動だと言われています。人は人が考えていることは見えませんが、実は感じ取っているものです。人だけではなく形あるものすべてに波動があります。そして、同じ波動を発しているもの同士が引き寄せ合うのです。
波動とは、目に見えないけれど感じることができる“エネルギー”。
感謝の波動を放つと、同じように心地よいエネルギーを引き寄せるとも言われています。不満や愚痴を言いたくなる日もありますが、そんなときこそ「ありがとう」とつぶやいてみてください。
気持ちが整い、不思議と心が穏やかになるはずです。
お金もかからず、リスクもゼロ。
あなたも今日から、「ありがとう」の習慣を取り入れてみませんか?